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寓話で日本経済の問題を考える(その1)

このまま継続して、消費税を10%に増税するなど強行に日本経済を悪くする政策を続けた場合にこれから日本に起こると予測される問題をたとえ話(寓話)にして次に紹介します。 日本を支配する正反対の考え方をする2人の兄弟の国王がいたとします。 最初の兄の国王は、自分の配下の行政官たちが過去使いたい放題、巨額の赤字をつくったことに怒り心頭しました。ところが、この国王はたいへん気が小さくケチな人物で、その赤字の穴埋めに、自分や一部の金持ち層が保有する莫大な財産には一切手をつけず、国民から搾り取った税金を当てようと考えました。そこで、広く国民から消費税を引き上げて税収増をはかりました。ところが、お金をもっている国民は一部だけで、大部分の国民は、金が無く生活が年々疲弊していました。 安い賃金か失業で苦しい生活を強いられる貧困層は、増税でさらに苦しくなります。 国全体は世界一豊かなのにその潤沢なお金、富は国王と一部の金持ちだけに偏在し、国民に行き渡らず、大多数の国民は増税でさらに貧しくなっていました。 増税の結果、買い控えが起こり、消費者に物やサービスを売っている川下の消費財を商売にする産業で倒産企業が増え、産業の疲弊が始まりました。 その影響でそうした消費財の産業へ製造装置や施設を提供してきた生産財の産業や素材産業など川上の産業まで連鎖的に衰弱して、ついに全産業が衰退し始めました。失業者もどんどん増え続け、治安も悪くなりました。 折角、税収を上げ増税したにもかかわらず、国民の生活はさらに貧しくなり、税収は減り続けました。 一方、悪徳行政官たちは、国王一派が莫大な財宝を隠していることを知っており、失業対策と称し実際に失業者にわたるお金の数倍の予算を計上、さらに財政赤字を増やし続けました。 いつしか、その国王は、国民から血も涙も無い「増税大魔王」とののしられ、ついには暴動、反乱が起き、国はますます荒れます。 ある日、世界一金持ちであったはずの国が、自慢の経済まで疲弊してケチで嫌らしい貧相な国に変わっていることを国民は気づきました。すでに、海外のハゲタカ国の盗人一族が、日本国の海外評価はギリシャ以下で非常に低く、なかなか借金は難しいよと言い寄り、国王一派の隠された財宝を抵当に入れ高利で金を貸し始めていました。  増税で国民を苦しませ続けた悪徳行政官たちも、ついにハゲタカ国が政治の主導権を握っていると知ると今度は彼らにスリスリ言い寄り、日本のものは何でも抵当に入れて良いよと売国奴と化して、お金を借り続け、自分たちは優雅な生活を維持し続けました。 その時初めて国民は恐ろしい事実を知るのです。 実は、増税大魔王の国王一派や悪徳行政官たちが、日本経済の「死神」であったことを。そしてついに日本の至るところで「増税で日本が滅ぶ」醜い姿を見ることになります

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