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公共投資モデルの転換

従来の公共投資の大方は、次の図式の「税収還元型」と言われるもので、集めた税金から入札などで公共投資に使うもので、そこには投資に応じて収益の還元を受けるという発想が欠落しています。 これからは、国の公共投資に応じた収益還元を目指す「収益還元型」の公共投資が主流にならないと財政赤字が積み上がる財政構造を変えることはできません。   つまり国直轄の国営事業、公営事業を増やしていくことが必要になります。 こんなことを言えば、時代に逆行すると批判されると思います。 確かに過去の国鉄や電電公社などのずさんな経営の悪いイメージがあるので、国営、公営の事業経営には自然と否定的になります。 ただ、そうしたずさんな経営が起こらないように公営セクターに進んだ企業経営、資本主義発想のマネジメント・ノウハウを導入して効率化を推進しようという考え方が「ソーシャル・キャピタリズム」(社会資本主義)と言われるものであり、新たにソーシャルキャピタル市場を創設して、そこで衆人環視の下で公益経営の効率化を推進すれば、とても優れた公的機関が次々と生まれると考えています



『増税は日本を滅ぼす!』の本より抜粋、掲載

つまり、下図の通り、財政政策を従来のフロー型モデルからストック型モデルへ転換する発想が必要であり、従来の税収と国債という2つの収入源から税収と国家証券、投資した事業からの還元利益という3つの収入源を確保することで早期に財政健全化をはかることができます。


社会資本研究所の研究データより抜粋

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